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ケース紹介63  Mさんの事例 

秦野市在住 ( 会社員 / 50代 / 男性 )

借入の理由:リストラ、教育費 債務総額 750万円


秦野市にお住まいの50代の男性のケースです。

JCB、オリコ、楽天カードなどクレジット会社を中心に約750万円の借金があり支払えないという相談でした。

銀行に住宅ローンもあり、友人に相談したところ、個人再生という方法を聞き、秦野市から相談に来ました。

著者 弁護士石井琢磨

 弁護士石井琢磨
 更新:2021.7.29

 

勤務先での出向

以前に勤務していた会社から出向する形になり、収入が減ってしまったのが借り入れの理由でした。

一方的な出向の場合に、その有効性を争う選択肢もありますが、会社と揉めたくないということで、これを受け入れる人も多いです。

そのような事情で、収入が減った場合、収入が増える可能性というのは低いので、本来であれば、生活レベルを落とすなどして支出を減らす必要があります。

しかし、これができず、借り入れで補ってしまうと、借金生活になってしまいます。

 

リストラによる減収

その後、出向先でもリストラが始まり、失職となりました。

比較的、早いタイミングで転職できたものの、さらに収入は減ってしまいました。

以前の収入の半分程度になってしまいました。

収入が半減となると、支出も半減しなければならないのですが、短期間で、生活をそこまで変えられる人は少ないです。

これを借金で補おうとするのは危険です。

 

教育費支出による借金

このタイミングで、3人の子の学費など、教育費が発生します。

貯蓄や学資保険があれば、それで対応できるのですが、そのような財産を崩して借金生活となっているため、学費負担はさらに借金で補うしかないという状態でした。

このような場合、親としては、奨学金などで本人の借金で対応してもらうか、進学を断念させるかという辛い選択になります。

 

 

 

退職金見込額の提出

退職金について、現在の見込額を裁判所に出す必要があります。

証明書のようなものが取得できない場合には、職場から退職金規程を出してもらい、計算書を提出します。

基本給と調整級、勤続年数などから算出していくことになります。

計算をすると、約200万円の退職金見込額となりました。

清算価値の算出時には、これを8分の1にして評価します。

 

住宅ローン

住宅ローンについては、オーバーローンでしたが、そのまま払っていける家計状況でしたので、もとの契約通り支払うという内容で、銀行と交渉、再生計画案の作成を進めています。

 

 

 

自動車の所有

自動車を1台所有していましたが、4年以上が経過している軽自動車でしたので、無価値と評価されました。

直近の購入や特に価値がある車種でなければ、減価償却期間をすぎた自動車は無価値と評価されます。

軽自動車だと4年、普通自動車だと6年が減価償却期間です。

車がなくなると、子供の送り迎えができなくて心配だという話でしたが、維持は問題なく認められています。

 

 

手続きの方針・結果

清算価値よりも、借金の5分の1の金額が高いため、借金の5分の1が支払基準となりました。

約750万円の借金が5分の1となり、150万円程度を返済する再生計画案を作成し認可されました。

 

 

 

秦野市にお住まいの方から個人再生の依頼も多くありますので、借金でお困りの方はぜひご相談ください。

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