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ケース紹介42  H さんの事例 

南足柄市在住 ( 会社員 / 30代 / 男性 )

借入の理由:交際費、養育費 債務総額 350万円


神奈川県南足柄市に居住する30代の男性のケースです。

当初の借金の理由は、交際費でした。

大手企業に勤務する相談者は、シフトの関係で、同僚との付き合いが多くありました。

著者 弁護士石井琢磨

 弁護士石井琢磨
 更新:2022.9.13


仕事の一環と考えて、同僚との飲み会や外出に付き合っていると、子育て中の相談者ではお金が足りず、借入をして補うようになりました。

子供は小さく、妻は専業主婦だったため、家族構成が違う同僚とは自由になるお金の額が違ったのに、色々と付き合ってしまったため、お金が足りなくなったという事情でした。

また、このような生活で、子供の養育費用も不足するようになってしまい、ここでも借入を増やすことになってしまいました。


借金が遅れるようになり、家庭は崩壊、返済もできなくなり、相談に来ました。


気持ち的に自己破産は避けたいというものの、家計の収支バランスをみると、任意整理は難しい状態でした。

そこで、借金の元金も減額できる個人再生による解決を試みることになりました。


資産状況

資産はほとんどなく、数十万円の退職金見込額がある程度でした。これも8分の1に評価されるため、清算価値に影響はありませんでした。

借金の金額は約350万円でしたので、100万円が最低支払額となります。


手続きの方針・結果

350万円程度あった借金は、約100万円まで減額できました。

債権者のうち1社が、金額で過半数を締めていたため、同社が反対すると小規模個人再生では認可されないリスクがありましたが、同社の過去の状況を確認し、反対してこないと見込み、小規模個人再生での申立としています。

給与所得者等再生の場合には、可処分所得基準があり、100万円を上回る返済になる見込みだったため、この選択をしています。


再生計画案では、100万円を3年間で分割返済するため、毎月の返済額は2万7000円程度となりました。



南足柄市にお住まいの方ですので、裁判所は横浜地方裁判所小田原支部への申立てでした。

ジン法律事務所弁護士法人では、個人再生の申立は、小田原市支部の利用が最も多いです。

南足柄市にお住まいで個人再生をお考えの方はぜひご相談ください。

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