個人再生での奨学金、教育ローンの取り扱いを解説。神奈川県厚木市・横浜市の法律事務所が管理しています。

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FAQ(よくある質問)

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FAQ(よくある質問)

 

Q.教育ローンも個人再生で減額できますか?

教育ローンも減額できます。

個人再生は、すべての借金を対象にしなければなりません。教育ローンだけ除外ということはできません。

奨学金債務だけ外すということもできません。

教育ローンも含めて、他の借金と同じように個人再生の申立をし、減額を受けることになります。

著者 弁護士石井琢磨

 弁護士石井琢磨
 更新:2021.5.13

 

個人再生と教育費借入

個人再生の原因になった借金をするに至った経緯でも、「教育費」は非常によくある原因です。

教育ローンがそのまま残っている場合や、クレジット会社、消費者金融などから借りて子の学費に充てたという人も多いです。

また、多重債務の整理をするなかで、学生支援機構など貸与型の奨学金を借りている、または保証人になっているということも多いです。

個人再生だけではなく、自己破産でも教育費破綻はよくあります。

それだけ、現在の日本での教育費、特に私学や大学の学費が高いことがわかります。

子が、その年代に達するまでにある程度の貯蓄がないと、借金で補うことになり、親か子のどちらか、またはいずれもが多重債務状態になってしまうリスクが高いです。

厚木市S さん 50代男性の教育費の個人再生事例

伊勢原市Kさん 40代男性の教育費の個人再生事例

秦野市Aさん 40代男性の教育費の個人再生事例

 

保証人だけが個人再生をする場合

個人再生は、すべての債務を同じように裁判所に届ける必要がありますので、教育ローン、学費を理由とする債務、奨学金の保証債務もすべて対象になります。

個人再生が認められれば、これらの債務も減額されます。

ただし、個人再生は、一人一人の債務について判断するものですので、ご自身が保証人になっている債務が減額されたとしても、本人(主たる債務者)の分が減額されるわけではありません。

また、ご自身の債務が減額されたとしても、保証人の債務が減額されるものではありません

奨学金の保証人問題では、自分は解決するものの、本人や保証人の問題は残ってしまうという関係にあります。

 

場合によっては、保証人や主たる債務者も一緒に債務の問題を解決しないといけません。

 

 

教育ローン、保証人を外す、隠すのはNG

個人再生は、債権者を選択して、一部を外したり隠したりするのはNGです。

虚偽の債権者一覧表を提出することになってしまいます。これは認められません。

任意整理の場合には、対象とする債権者を選択することもできないわけではありません。もともと利率が低く、返済期間も長い奨学金を任意整理する意味はほとんどなく、貸金業者のみを対象にすることの方が多いです。これに対して、個人再生は、未払いのものが残っていれば、すべてを載せないといけないのです。

教育ローンについては保証人と関係することが多いので、このような行為に出たがる人もいますが、債権者を隠すことは認められませんので、絶対にやめましょう。

 

教育ローンの個人再生についても、多数の取り扱い事例がありますので、早めにご相談ください。

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